原産地呼称ワインの販売に関する政令

       
19671115日付け

第1条 AOCワインについては、第11条、第12条、第2条及び第3条に規定する例外、若しくは、生産条件を規定した政令又は規則に規定する例外を除き、ブドウが収穫されたその年の1215日以前にAOC呼称の使用を意図して生産者の酒蔵(Chais)から出荷してはならない。VDQSワインについてはブドウが収穫されたその年の121日以前に販売してはならない。

19841031日付け政令第84-977号、1993115日付け政令、19941024日付け政令、199552日付政令によって改正)

第1.1条     以下のAOCワインについては、ブドウが収穫された年の121日から販売することができる。

ベルジュラック白及びロゼ   ブレイエ白セック

ボルドー白セック、ロゼ及びクレレ ビュゼ白及びロゼ

コート・ド・ブール白セック コート・ド・デュラ白及びロゼ

コート・ド・マルマンデ白及びロゼ アントル・ドゥメール白

グラーブ白セック  グラーブ・ド・ベイレス白セック

ジュランソン・セック白  モントラベル白及びロゼ

プルミエコート・ド・ブレイ白セック サントフォア・   ボルドー白セック

アンジュ白       カベルネ・ダンジュ・ロゼ

カベルネ・ド・ソミュール・ロゼ  ロゼ・ダンジュ

ロゼ・ド・ロワール        ソミュール白

トウレーヌ白      コルビエール白及びロゼ

ミネルボワ白及びロゼ  コトー・デュ・ラングドック   白及びロゼ

コトー・デックスアンプロヴァンス白及びロゼ

コート・デュ・ローヌ白及びロゼ  フォージェール・ロゼ

サンシニアン・ロゼ    コスチィエール・ド・ニー   ム白及びロゼ

コート・ド・プロヴァンス白及びロゼ ミュスカデ    ミュスカデ・ド・セーブル・エ・メーヌ ミュスカデ・   デ・コトー・ド・ラロワール

ミュスカデ・コート・ド・グランリユ  コトー・バロ   ワ白及びロゼ

 1993115日付け政令、1994224日付け政令、19941024日付け政令、199552日付政令によって改正)

12199552日追加)  

ミュスカデ、ミュスカデ・ド・セーブル・エ・メーヌ、ミュスカデ・デ・コトー・ド・ラロワール、ミュスカデ・コート・ド・グランリウ及びクロプラン・デュ・ペイナンテの原産地呼称ワインで「シュールリー」に言及しているワインは、ブドウの収穫後の3月第3木曜日より前に販売してはならない。

 ただし、31日以降、ビン詰めされた上記呼称ワインは、生産者の酒蔵からネゴシアンの酒蔵に移動させることができる。当該酒蔵で上記ワインはブドウの収穫後の3月第3木曜日まで保管される。

第2条 以下に掲げる原産地呼称ワインは、ブドウ収穫後の11月第3木曜日からは、自由に出荷することができる。当該ワインは、「ヌーボ(noubeaux)」又は「プリムール( primeurs)」として格付けされ、ラベルには収穫年を記載しなければならない。

A 赤ワイン

ボージョレ、ボージョレ・シュペリウール、村名付きボージョレ、ボージョレ・ヴィラージュ、コート・デュ・ローヌ、(ヴァン・ド・カフェ)、コトー・デュ・トリカスタン、コート・デュ・ヴァントー、コトー・デュ・ラングドック、トゥレーヌ(ガメイNのみで造られたもの)、アンジュ (ガメイNのみで造られたもの)ガイヤック(ガメイNのみで造られたもの)、コトー・デュ・リヨネ、コート・デュ・ルーション、これらのワインは、1リットル当たり2グラム以上の残糖含有量があってはならない。

B ロゼワイン

ボージョレ、ボージョレ・シュペリウール、村名付きボージョレ、ボージョレ・ヴィラージュ、マッコン、コート・デュ・ローヌ、タベル、コトー・デュ・トリカスタン、コート・デュ・ヴァントー、コトー・デュ・ラングドック、トゥレーヌ、ロゼ・ダンジュ、カベルネ・ダンジュ、カベルネ・ド・ソミュール、コトー・デュ・リヨネ、コート・デュ・ルーション

C 白ワイン

ブルゴーニュ、ブルゴーニュ・グラン・オルディネール、ブルゴーニュ・アリゴテ、マッコン、マッコン・シュペリウール、村名付きマッコン、マッコン・ヴィラージュ、コトー・デュ・トリカスタン、コート・デュ・ヴァントー、ミュスカデ、ガイヤック、コトー・デュ・リヨネ、コート・デュ・ルーション

19871113日付け政令第87-912で全面改正、1990918日付け政令第90-825で改正、19941024日付け政令で全面改正)

3 AOCガイヤック甘口ワインについては、品質を管理し、ブドウの品種に関する書類を提示した後、INAOの技術顧問が発行する認可書(autorization)が受取人又は関税及び間接税地方監督官(correspondant local des douanes et droits indirects)に提示されなければ、所有者から出荷してはならない。このようにして出荷された量は、ha当たりの単収に基づいて計算される。当該甘口ワインは、ブドウの収穫後の430日まではバルク又は瓶詰めで販売できるが、それ以降は瓶詰めのみの販売としなければならない。

第4条 第2条に規定する原産地呼称ワインについては、省令で規定する特定の原産地呼称ワインに関する補完分析方法の摘要を妨げず、1リットル当たり10.2 millie 相当以下の揮発性酸を含有する場合には、ブドウ収穫後の1031日から、バルクで、かつ、ヌーボワインの取り扱いの登録番号を所有している取り扱い業者に対する生産者の権利を停止して、出荷できる。当該番号は、取り扱い業者が署名して、公正競争、消費、不正防止局によって帳簿(仕様書)(cahier des charges)に記載される。

 (注: 特別に新たな番号を取得しなければならないということと思われる。)

 すべての出荷は、INAOが発行する証明書がなければならない。当該証明書の番号は出荷の添付書類に記載されなければならない。

 この1031日は、INAOの意見を聞いた後、経済、財務及び農務大臣の共同省令によって変更することができる。当該変更は、その前後5日の範囲内で行うことができる。

 ( 19941024日付け政令で改正)

第5条  公正競争、消費、不正防止局長は、取り扱い業者の登録番号の交付を農業職業組織に関する1975710日付け法律第75-600号に規定する職業組織に委任することができる。

 取り扱い業者が帳簿(仕様書)を遵守しない場合は、登録の承認を取り消すことができる。

第6条 第2条に規定する原産地呼称ワインについて、6リットル以下の容器の場合は、取り扱い業者は、11月第3木曜日の前の金曜日22時から出荷することができる。

1)      EU内の小売業者に対する出荷については、包装(カートン、陳列箱など)に、11月第3木曜日までは消費に供してはならないこと、あるいはこれと同様の趣旨が記載されていなければならない。また、当該記述は、消費に供するため販売する小売業者が容易に分かるように EUの言語又は送り先国の言語でなされなければならない。 
2) 第3国に対する出荷については、包装(カートンなど)に、11月第3木曜日までは消費に供してはならないこと、あるいはこれと同様の趣旨が記載されていなければならない。また、当該記述は、消費に供するため販売する小売業者が容易に分かるように EUの言語又は送り先国の言語でなされなければならない。

 また、11月第3木曜日以前に税関から荷物の引き取りを行わない第3国の輸入業者に対する出荷については、この約束(アネックスIII参照)についてのコピーが関係書類に添付されていなければならない。

(1996年8月13日政令第96−737で改正)

第7条  11月第3木曜日以前のすべての出荷は、以下の規定が遵守されなければならない。

 出荷の際に添付される書類及びすべての関係書類(出荷に関連し同業者合意がある購入契約書)は、帳簿(仕様書)及び本政令で規定された記載事項が含まれていなければならない。

 −ヌーボワインの取り扱い業者番号;取り扱い業者番号は  呼称ごとに付与される。

 −言及すべき事項;「11月の第3木曜日以前は消費に供し  てはならない。」又は、これと同様の趣旨

 −必要な場合には:「見本」の表示

 以上のほか、包装されたワインには、帳簿(仕様書)の遵守を証明したヌーボワインの取り扱い業者番号を説明書( etiquettage)に記載することができる。当該番号は、ロット番号の中に含めることができる。

第8条 当該ワインを販売に供すること及び最終消費者への販売又は提供は、11月第3木曜日午前0時以前に行うことは禁止される。

高橋 梯二訳
この資料は、農政調査委員会「のびゆく農業947」、2004年2月に掲載されたものである。

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